「・・・筋肉をつけるように書くという修練・・・」
浮かんだ三島由紀夫氏の自伝的作品「私の遍歴時代」。
氏が最初の外遊から長く世話になる、朝日新聞出版局長の嘉治隆一氏からいつも言われていたのは
「小説家が長もちする秘訣は、一にも勉強、二にも勉強だ。広く見、深く究めることが大切で、毎日少しずつでもいいから、習慣的に古典か原書を読みつづけるようになさい。」
氏は忠告を守り、忙しくとも小むずかしい本に取り組む習慣をつづけたそうです。
どの世界も「長もち」は一等難し。
永続への憧れは困難あればこそか。
残るは時の試練を耐えた証。
それは美に迫りゆく力。
バルテュス最後の言葉は、彼の作品を知るほど沁みてゆく。
「続けてゆかねばなりません。」
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