街で生活しているものにとってどこで遊ぶのか、何をして遊ぶのかがいつも話題にあがる。
しかし予定を決めて遊んでもそこで得られる悦びはたかが知れている。
本当の悦びは予想外の出来事に出くわしたときにもたらされる。街はいつ、何がきっかけで快楽への扉が開くかわからない。だから面白いのだ。
享楽的に生きるにはパワーがいる。大いに酒を飲んだり、しゃべったり、笑ったり、あちこち出かけたり、知識に飢えたり、人に興味をもったりするのにはそれなりの体力がいる。
肉体的な体力も必要だがむしろあたまの体力のほうを使う。そういった体力は日々街で自ら補給しなければいざという時に出せない。本気で感動したり、喜んだり、泣いたり、面白いものに触れたりしながら得たものだけが、楽しむためのパワーとなっていく。
日々の暮らしでいっぱいいっぱいの人は享楽をあきらめてしまう。
そうならないために街へ出よう。一杯のビール、一皿の野菜炒め、一冊の本、一枚のCD、一本の映画、そして共通の思いをシェアできる友人がいれば、いつまでも笑っていられる。
街は今日も明日もあなたを待っている。